今日の世界では金融サービスは社会基盤の重要な一角を占めており、突然のサービス停止は社会に多大な影響を及ぼします。ITシステムに大きく依存している金融サービスは、大規模なシステム障害やサイバーセキュリティ事故の発生を未然に防ぐ、あるいは早急に発見し対処することが強く求められています。
金融安定理事会(FSB)やバーゼル銀行監督委員会(BCBS)は言うに及ばす、米国大統領令や欧州DORA/CRAなど運用リスクやサプライチェーン・リスクについての規制や指針が出されています。企画・設計段階から運用、サービス終了までのライフサイクル全体にわたるサプライチェーンも含めたセキュリティ対策が事業継続上の必須要件となり、サービス品質の一部となっているのです。
本セッションでは、サプライチェーン攻撃の実例、サプライチェーン・リスク管理とセキュリティ・バイ・デザインの要件、ならびに実施すべきサイバーセキュリティ活動を概説し、その活動を支援するソリューションについてご紹介します。
主な内容
・ソフトウェア・サプライチェーン・リスク
・各国地域の規制状況
・セキュリティ・バイ・デザイン
・必要とされるサイバー・セキュリティ活動
・ブラック・ダックのソリューション
※本セミナーは2025年3月に開催された「第26回日本国際金融システムフォーラム 2025」での講演内容を収録したものを配信いたします。